2020年4月15日読了時間: 2分

りんごの唄

生徒さんひとりひとりに

どういったレッスンをしたらいいか

日々考えている

AEAJ認定アロマセラピスト＆

上級ラストーンセラピストで

香りのピアノ教室講師の

辻田いずみです。

先日、NHKで「世紀の映像」が再放送されていました。映像記録が出来るようになって約100年。様々な映像をシリーズで放送していた番組です。見逃した回だったので歴史好きの私としてはピアノの練習も忘れて(笑) 見入ってしまいました。その中でも印象的だったのは様々な出来事の影に音楽も影響を及ぼしてたこと。戦争に利用されたり、逆に平和を訴えるのに使用されたり、また人々が困難から立ち直るのに励みになったり。それだけ音楽が人の心に多大な影響を与えるのに足るということだとしみじみ感じました。そして思い出したことがあります。それは、並木路子さんの「りんごの唄」の映像。先の戦争で彼女も戦渦に巻き込まれました。母と逃げ惑った彼女は火の手があまりに早かったため隅田川に飛び込んだそうです。しかしその流れも速く、また深かったため溺れかけ、助けを呼ぶ羽目に。彼女だけは助けられましたが、母親はそのまま大勢の人達と共に流されていいき、そのまま行方知れずに。そんな彼女でしたが、今でも流れてくる歌声はそれを微塵も感じさせない明るいものです。晩年はスナックを経営していたようですが、いつも笑顔の絶えない素敵な方だったそうです。「あのとき助けてくれた人かその身内の方がいらっしゃるかと思うと、どんな方にも親しく明るく接していたい」しかしそんな彼女は浴槽で亡くなっていたという、とても心が痛くなる最期でした。